(MESH編:その1)Windows女子部 IT秋祭りを開催しました

www.kokuchpro.com

 

今流行のIoT(モノのインターネット)と呼ばれる、ウェブやアプリケーションを利用しただけではなく、モノとプログラムがつながり、身近なモノがコントロールできる技術、そんな魔法のような技術のあふれる世界が、どんどんわたしたちの生活に迫っています。
そのひとつにSONYさんから発表されている、「MESH」があります。

meshprj.com

first-flight.sony.com

誰でも発明家になれるDIYキット」と銘打たれたそれは、こどもの手のひらにもすっぽり収まりそうなマッチ箱サイズ。
「タグ」と呼ばれる小さくてカラフルなキットには、そのサイズからは思いもつかない大きな可能性と魔法のような世界が詰まっていました。
Windows女子部では、今回開催したIT秋祭りにて、この「MESH」を利用したワークショップを行いました。

7歳の少年から、参加者の女性たち、あるいは保護者のパパもママも、みんな興味津々で、文字どおり、きらきら目を輝かせて説明の画面釘付けになりました。

docs.com


MESHの公式ウェブサイトにも描かれている、勇者の剣を各テーブルでつくり、それぞれをぶん、と振ると、勇ましい掛け声、モンスターのような呻き声、あるいはちょっと気の抜ける、のんきな掛け声など、テーブルごとの色もさまざま。お父様が詳しいというちいさな少年が剣を持つポーズは、とってもきまっていて格好良く、話の水を向けると夢中になってモーションタグについて話してくれました。どうやら、わたしたちよりよっぽどのMESH玄人のようです。頼もしい!

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※お顔はプライバシー保護のため、あえて切れたものを利用しています。なんとgithubのTシャツ着用の小学校2年生です。


MESHは、この小さなタグと、それからiOS8.0以上の入ったガジェットがあれば利用できます。先日まではiPadのみでしたが、つい最近、iPhoneも対応アプリが発表されました。
指先ひとつで、タグとタグをつなげて作る世界は、やっぱりすこし、魔法の世界に似ています。
iPadの画面にみんなで額を寄せあって、指で辿る軌跡が、ひとつの「レシピ(MESHで作ったプログラムをこう呼びます)」になって、そのレシピでモノが光ったり動いたり、鳴ったりすると、初めてキーボードに触れて、文字が画面にあらわれたときの感動のような、自分の指先からなにかが生まれる瞬間のくすぐったさを、味わえるような気がしました。

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※ワークショップのアジェンダ

みんなの指先から、どんな魔法が紡ぎだされたのか、この後の記事でご紹介します。

winwoman.hateblo.jp

なお、今回このIT秋祭りは、グッドデザイン エキシビション2015(G展)と同時期開催となりました。

www.g-mark.org

このG展には、今回のMESHが「スマートDIYプラットフォーム」として展示されておりましたが、そのご多忙の折の中、MESHチームの方々からMESHについてお話を伺うなど、お時間を割いていただくことができました。

今回のIT秋祭りは、Windows女子部だけではなく、SONY様、MESHチームの皆様方からのご賛同、ご協力、また、次回の更新でお知らせする電子工作には、初音玲さんからのご協力とアドバイスをいただいての開催となりました。秋祭りの成功を支えてくださったみなさま、本当にありがとうございました!

そして、大変喜ばしいことに、先日、「MESH」は、「グッドデザイン・未来づくりデザイン賞」を受賞されました

www.g-mark.org

あの楽しかったわくわくが生まれる、愛らしい形と大きさが、わたしたちだけではなく、もっともっと世界中で、おとなからもこどもからも、さらに愛されるものになることを、願ってやみません。

SONY様、MESHチームの皆様、御受賞おめでとうございました!