第43回勉強会(2015/08/05) MotionControl班 はじめてのUnity教室

kokucheese.com

去る5日、はじめてのUnity教室が開催されました。

なんと今回は、TMCN参加をきっかけに、Unityで初めてプログラミングに触れたという、学生の方が講師です。

tokyomotioncontrol.net

あらかじめUnityをインストールしてください、ということで、Motion Control班からは、前もってインストールマニュアルも用意されました。Windows版、Mac版と至れり尽くせりで、まさに「はじめて」でも安心。わたし自身も初めてのUnityでしたが、身構えることなく参加が出来ました。

Windows版インストールについて

はじめてのUnity教室 準備編 - Windows女子部 MotionControlグループ通信

Mac版インストールについて

はじめてのUnity教室 準備編~Mac OS X 10.7.x以前の場合 - Windows女子部 MotionControlグループ通信

Unityが何故流行しているのか、それは、過去、3D・2Dという表現をするためには、非常にたくさんのコードが必要で、それらを黙々と書き記さねば実現ができなかったのに比べ、Unityによって簡単に実現できるようにしようとされたツールであるから、だそうです。

予め用意された「きまりごと」を含めることにより、簡易な操作やコードで、多くの情報を呼び出し、3D・2Dを表現できる。誰もが、いつでも、手軽に。ITはひとにどんどん親しんでくるのだな、と感嘆せざるをえませんでした。

今回は、ひとつの板の上に、ボール(球体)を弾ませてみるというアニメーションに挑戦です。

オブジェクト指向という言葉がありますが、このオブジェクトとは、まさに「モノ・物体」を示します。

作り手と使い手がいたときに、使い手は、仕組みや構造など知る必要はありません。ただ目の前に出されたものを、そのまま使いかたと結果さえわかっていれば、なにも困りません。例えば、「自動販売機の仕組みを詳しく知らなければモノが買えないひとはいますか」という問いがそれを表しています。ほとんどのひとは、その仕組や構造を知らずとも、硬貨を入れてモノを入手することができます。この、使い方と結果さえわかっていれば良い、という思考性が、「オブジェクト指向言語」(とわたしは理解しました)です。

Unityのアプリケーション操作を元に、少しずつ画面に板と球体を描画していきます。ツール操作であっと言う前に眼前に現れた板と球体は、近づいたり離れたり、大きくなったり小さくなったり、ちょっとしたマウス操作でいろいろな世界を広げて見せてくれます。操作をするだけでも、十分にわくわくします!

講師の方は、このUnityが初めてのプログラミングだったというだけあって、間違いやすい、あるいは困りやすいポイントを、ご自身の経験とともにしっかり抑えて予め提示してくださったので、わたし自身、時々つまづきながらも球体を動かすところまで、しっかりやりとおすことができました。感激! 自分で描画したものが目の前で動く、これってプログラミングの楽しさの土台ですね。ワクワクすることが、パソコンの小さな画面のなかで大きく広がっていく驚きと新鮮さ! 動いたーという嬉しげな声があちこちで聞こえました。自分もうきうきと、繰り返し跳ねる球体を再生し続けました。

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ツールの操作も、メニューの意味合いや、どうしてこのような操作をするのかという意味も補足されたことで、ひとりでいろいろ試してみたいと思ってしまう、濃い時間を過ごしました。

ツールを使ったプログラムの利点といえば、数値による座標指定なども、あっさり変更したり、もとに戻すことが簡単なところでしょうか。試行錯誤しながらも、自分の画面で球体が跳ねると、もっと何かしてみたいと欲が出ます。目の前には、初めてのUnity体験から、今回の講師まで意欲的にチャレンジする学生の女性。参加者全員が思わず奮起するには十分な熱気。参加者は高校生から社会人まで、知識も交流も、幅の広い勉強会となりました。

物足りないという声が上がったので、またUnityチャレンジの勉強会の機会があるかもしれません。その際には、Motion Control班のBlogなどで通知されると思いますので、ぜひお楽しみに!

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